白鷺と黒猫 神戸相続サポートセンター 清水

2012.11.26

とある小春日和の日の、とある池のほとりでの出来事です

お父さん、釣り糸を垂らして魚釣りを楽しんでいる様子

どぉれっと、釣れているのかな

ふと見るとその後ろに白鷺が一羽

身動きもせずすっくと立って一点を見ているではありませんか

ははぁーーー お目当てはお魚ですね

ふと傍らに目をやると、黒い影 ーー 猫ちゃんです

互いにけん制しあっている様子です

あっ釣れた。ぽーんとお父さん、お魚を放ると

白鷺がひらりと舞い上がってお魚の上に舞い降りるが早いか、黒猫がお魚をぱくり

白鷺の怒ること怒ること クックー、クックー(僕のだよ、ずるいよ、ずるいよ)

黒猫は素知らぬ顔でニャー(お父さーん、もう一匹お願いしまーす)

「よしよし、もめるなもめるな、次釣れるのを待っててな」とお父さん

まるで二人??は兄弟みたい

聞くと、外来魚をお目当てで寄ってきているのだそうです

heart

神戸周辺でも外来魚が増えて、日本古来種の魚たちの生活が脅かされているとか

学者さんから聞いたことがあります。日本古来の種は穏やかなのだとか。

生き物たちに罪はないのですが、彼らは望むと望まざるとによらず生態系を乱してしまっているのです

永い永い生命の営みの中で生態系は少しづつ少しづつ姿を変えてきたのに

私たちは僅かな間に自然の永い営みを崩してしまっているのではないかしら

heart

おなか一杯になった二人はいつの間にかいなくなっています

お父さんは静かに釣り糸を垂れています

きらきら光る水面がきれいなある日の出来事でした

heart



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