江戸町85番だより第33回(2019年8月放送分)

原:はい、今日の話はですね、またちょっと税金から離れまして、私が普段接しているお客様何件かでウケが良かったというか、たまたま喜んでいただけた話をしようかなと思います。

ジャッキー:はい。

原:これもたまたまですけどね、何人かのお客さんから、「商売も成功してうまくいってるんですけど、どれぐらい将来に向けて置いてたらいいのかが分からない。」「結構あるけど、どれぐらい使っていいのか分からない。」っていうのをね

ジャッキー:ありますあります、聞かれます。(笑)

原:私たちも職業とかからすると、「まあこれぐらい理想やからこんだけ使っても大丈夫」とかってのを簡単に考えてしまうんですけど、なかなか皆さんに分かってもらおうと思ったら、どうしたらいいかなーって

ジャッキー:はいはい。

原:っていうのを、具体的イメージしてもらおうって時によく使うことがあるんですね。

ジャッキー:ええ。

原:それが何かというとライフプラン。ライフプラン表みたいなのを作ります。

ジャッキー:はいはいはい。

原:FPの世界では当然いうか、よく使います。

ジャッキー:そうですね。FPはライフプランとファイナンシャルプランニングを作るのが、FPの試験の中でもそれがゴールみたいになってますよね。

原:そうですね。

ジャッキー:だからもう当たり前の部分なんでしょうけどね。はい。

原:作りましたね!(笑)

ジャッキー:そうそうそう(笑)

原:初めて見たときはなんじゃこりゃと思いましたよ。昔作りました。

ジャッキー:作りましたよね。サンプルでファイナンシャルプラン表、キャッシュフロー表を作りなさいみたいなのをね

原:そうですね、作りました。今のライフプラン表って何かっていうのがなかなか伝わらないといいましょうかね、イメージできない方もいらっしゃると思いますんで

ジャッキー:はい。

原:それはどんなものかというと、ちょっと簡単にご説明いたしますと、仕事ではなくて生活するうえで入ってくる収入ってのはいろいろありますよね。お給料であったり、年金であったり。

ジャッキー:はい。

原:で、今度別で出ていくお金ってのもありますよね。生活費、教育費とか住宅ローンとか。

ジャッキー:はい。

原:そういう入ってくるお金と出ていくお金を年ごとに集計して、といいましょうか、記入していって、一年間どんだけ増えるのかな、もしくは足らないのかなとか、っていう表を作っていきます。

ジャッキー:はい。

原:今年の入金出金の表、その翌年の入金出金の表っていうのをずーっと作っていくわけですよね。

ジャッキー:はい。

原:そのまんま8090歳までずーっと続くとそれがこう一生かけての入金と出金とあって。で、あと一番下の欄と言いましょうかね、下の方には貯蓄額も書いておくと、何々家においてある全資産みたいなものが見えてくるわけですね。貯蓄残高、それが貯まっていくと入ってくる方が多いってことですね。徐々に徐々に減っていくと、だんだんだんだん貯金が減ってきて、「あれ、80歳でお金なくなっちゃうやん」みたいなことも見えてくる表が出来てくるわけですよね。

ジャッキー:ええええええええ。(笑)

原:っていうライフプランの表なんですけども。はい。(笑)

ジャッキー:そうですよね(笑)

原:これ結構、仕事してる人とか社長さんとか、お仕事上お金の出入りを確認して、資金繰りが回るのかなって言うことを考える方は多いと思うんですけど、なかなか生活用のこういうことに当てはめて考えると貯金が見えてくるとか、将来のお金が見えてくるってのはイメージできてない人が多いかなと思います。

ジャッキー:そうですね。多いと思いますね。

原:はい、同じ感じなんですけどねなかなか仕事じゃないとこにそういうの持ってくるってのに、ちょっと発想がいかない方もいらっしゃって

ジャッキー:うーん。

原:先程相談があってですね、実際こういう表計算と同じですからExcelにですね、お客さんとお話しながら「大体収入どれぐらいありますか?」とか「年金どれぐらい入ってきそうですか?」とか満期保険金とかですね、色んな収入のこともヒアリングして、あとは生活費ですね。

ジャッキー:はい 。

原:生活費、そうですね、「今大体一月どれぐらい使っていますか?」とか「教育費はどれぐらいかかっていますか?」とか「何歳で終わりですね。」とか、そういうのを色々はめていく、で、まあ最後に、「何だ80歳でこんなにあるんだ」とか「90歳でこんなになるんだ」っていうことが見えてきたりしますね。

ジャッキー:はい。

原:たまたま相談合ったお客さんは、そこはまあ家がお医者さんなので。はい(笑)

ジャッキー:収入が、そこそこ高い感じですよね(笑)

原:はい(笑)収入も貯蓄もたくさんあるので、逆に奥さんが節約してしまう奥さんだったんで

ジャッキー:はいはい。

原:逆にこんなにあるんだったら、一年間これぐらい旅行行っても大丈夫だよねってお話になって、奥さんとしても安心したというか、見えたんですごい喜ばれました。使ってもいい度合いというか、そういうことも分かりましたし、このぐらいの年になっても生活できるんだっていう

ジャッキー:うんうん。

原:分からなかったらどんどんどんどん節約して、どんどんどんどん貯めていっちゃうっていうような傾向にあるんですけど、分かることでお金も使えますし、人生も楽しめる、お金使ってね。貯めてるばっかりやったらおもしろくないというか、我慢ばっかりになるんで。

ジャッキー:はい、そうですよね。

原:ということになってきます。

ジャッキー:はい。

原:ジャッキーさん保険も良くされてますけど、保険もこういう話よく使いますよね。

ジャッキー:そうですよね。僕まあ保険やってますけど、FPの仕事と同時な感じなので、どっちかって言ったらFPに軸足を置いた感じではありますね。保険って、何のために入るんかが分からないじゃないですか(笑)

原:はは、そうですね(笑)

ジャッキー:なんで必要なんって感じやし、前も言ったかもしれんけど、保険ってもしかしたらいらんかもしれへんのですよ。

原:そうですね、はい。

ジャッキー:いらんかもしれないって視点に立ったら、何でいらんのかが分かった方がいいじゃないですか。

原:そうですね。うんうん。

ジャッキー:そうだったらちゃんと、先ほど話でおっしゃっていたように世帯収支で、しっかりと別にそれをまかなえるだけの余力があるんだったら保険に頼る必要なんかないよねって。

原:そうですね。

ジャッキー:でもそれが厳しかったらやっぱ保険ってあった方が安心ですよねって。そこの度合いを測るのにはやっぱり同じようにライフプランってのを軸にするんですよ。

原:はい。

ジャッキー:その時にまず、相談あるときってのは何かが不安だからっていう人が多いですよね。安心している人はわざわざ相談しに来ないってことですよね(笑)

原:そうですよね(笑)

ジャッキー:何が不安なんですかってところからお話しすると、例えば「老後、しっかりと働かなくても暮らしていけるのかってのが心配なんです。」っていう人もいれば、例えば、「子供が大きくなってきたときに大学に行くときに、その時にちゃんとうちお金貯まってるやろか」とかそんなことが不安なんです。

原:そうですよね、気になりますよね。

ジャッキー:いろいろなポイントで気になるポイントがあるんですよね。「家を買ってもいいと思う?」とかね。

原:そうそう(笑)

ジャッキー:それを一回、家を買ったとして計算してみます?とかね。そんな感じで今働いてて、ご主人さんお給料いくらもらってますか?とか奥さんはパートとか仕事されているんですか?とか、収入をベースに、子供さんの年齢とか聞いて、子供さんが小学校、中学校、高校、大学、おそらくこうかもなっていう、これはざっくりでいいんですけどね。

原:そうですね、先のことですもんね。

ジャッキー:そうなんですよ、先のことなんで変わるんで分からないんですよ。で、こんな感じやったらこうなりますよねっていうのを、どちらかというとこういう風な生活をしていくとこれぐらいのお金がかかるかなと。かかった分自分たちに収入で貯蓄できてるのかな、貯まらないのかなっていうのが見えるわけですよね。

原:そうですよね。

ジャッキー:プラス僕もよくお話させてもらうのは、普段我慢して生活するのってしんどいじゃないですか、だからやりたいこととかちょっと叶えたい夢みたいなんってあります?

原:ありますよね。ちょっとお金かかるけど、うーんって(笑)

ジャッキー:そうそうそう。一年に一回ぐらいは国内ぐらいは旅行行きたいよねとか、何年かに一回でもいいから海外行きたいよとか。みんな色んな夢がちょっとありますよね。そんなんもちょっと入れたりとかして一回計算してみるんですよ。一回計算してみるっていうのが大事。

原:そうですよね、そうそうそう。

ジャッキー:で、そこから、じゃあ余裕があるんだったらもうちょっと夢膨らませようかとか。

原:マンション買っても良いですしね。

ジャッキー:そうそう。じゃあもうちょっと高い家にしてもいいですよねとかいう話もできるし、余力がなかったらどうするっていう話を、なんか削るのとか見直すのとか旅行やめるのとか

原:減らすかね(笑)

ジャッキー:その回数を伸ばすかとか、だからざっくりとそういうのを一回おいてみるんですよ。で、大体みんな僕らのところに相談あったときも、日々の家計の方がなんか苦しいって思っちゃってる人も多いんですよ。

原:そうですよね。

ジャッキー:ボーナスかなんかがあったら、そのボーナスを振り分けて一年間生活してますとか会社員の方やったらそういうのもあったりするわけですよね。で、二人共働きやったらちょっと余裕あったりとか、ご主人さんだけだったらちょっと余裕なかったりとか色々あるわけですよ。それを漠然な不安のまま居るよりは一回整理して、自分たちがこれからどうしたいかなっていうものに対して、一旦棚卸する機会っていう感じでライフプランってやるイメージですね。そこから僕らは保険に払っているお金が本当に適正なのかっていうので保険の話に。

原:払いすぎかもしれませんもんね。

ジャッキー:かもしれないんですよ。極端に言ったら入らなくてもいいっていうことも含めて話はするんですけども、そういう意味でライフプランってのがあった方が断然に気持ちが楽になるんです。

原:そうですね。地図とかね、どっか旅行行く時とかもそうですけど も、最近はナビですけど、どこに行きたいか見て、自分がいるとこを見て、どう通って行ったら叶えられるか、目的地にたどり着けるか

ジャッキー:早く行きたいのか、安く行きたいのか、回り道してでも観光してから行きたいのかとかいろいろありますよね(笑)

原:そうですね。やっぱり、先と手元足元見て、計画的に進んでいくっていうのが似てますよね。

ジャッキー:そうですね。

原:やっぱり自分を見つめ直すというのは大事だと思いますし、それこそ将来をある程度考えてみる、イメージしてみる、で必要なお金もイメージしてみるっていうことによって、やりたいことも見えてきますし、全体が改めて見えてくるので、考えてみること、数字にしてみることってのがとても大事だと思います。

ジャッキー:そうですね。意外と女性の方の方が気にはなるのかな?

原:そうですね。(笑)

ジャッキー:やっぱり生活っていうレベルで見たときには家を、生活を守ってらっしゃるのが、奥さんの方が中心になっている家庭が多いですよね。

原:そうですね。家計をやっているっていう。

ジャッキー:家計を見てる奥さんが、やっぱりちょっと不安に心配になるっていうケースの方が多いかなって気はします。男性の方からの相談もあるんですけどね。結構あるんですけど、相対的には。

原:そうですよね。女性の方がまあまあ現実的というか、そんなん見てますけど、なんとなく先の方まで見れてないような。今年、来年とかしか見てないからしんどいなって思ってるっていう。

ジャッキー:そうなんです。まさに、そうですね。長い目で見るよりはほんとに目先で不安になってるみたいなところは確かに多いかもしれないですね。

原:そうですね。こうやって考えたらいいですよって思いながら、今お話ししているんですけど、いざみなさんがやりにくいポイントがあって、何かなって思うと、こういうのって手取りを見るんですね、お金がどうっていうのを。それに対して、知識がないとどれぐらい入ってくる、どれぐらい出ていくっていうのが見えないっていうか。例えば、お給料月50万もらいましたみたいな状態で、手取りいくらですかって、こんなん今の通帳見たらわかりますけども、お給料が例えば607080万だったときに、手取りどれぐらいになるんですかっていうのは、何が引かれるのかとか将来的に年金がどれぐらい入ってくるのか、相場ですよね。最近どんどん厳しくなってますけども、年金全部お金が入るのかとか、税金引かれたりしますし、出ていく方も教育費がどれぐらいかかるのかとか、住宅ローンは終わりがありますし、将来的な介護保険とかね、どのぐらいの年からどのぐらいの金額なのか、こういうのってある程度の知識がないとその辺を埋めれないじゃないですか。

ジャッキー:そうですね。埋めれないですね。年金も実際はちゃんと計算できるので、ある程度ね、年金定期便とかから見ればちゃんとわかるしね。

原:見ればわかりますよね。

ジャッキー:はい。その辺の専門的なことが分かってないと実際の収支はちゃんと出ないってのはありますよね。

原:そんながちがちにきっちりはできないですけど、ある程度の知識、情報は必要なんで、ある程度知ってる人と作る方がささっと出来ますよね。

ジャッキー:できると思います。結局作り方はわかったんだけど、作れない人が多い。何回か僕も企業さんにね、入ってそういうセミナーやってくださいって、従業員さん向けのセミナーを、そういうキャッシュフロー表を実物あげて、自分たちで埋めてくださいねってやってるんですけどまあほとんどやってないみたいですね(笑)

原:そう、ちょっとめんどくさいんでね(笑)

ジャッキー:そうですよね(笑)そんな話もしたりすることもありますけど、中々自分ではやりきれないっていうのがありますよね。

原:分からないからやりにくいってのは結構あると思いますね。普通に収入だけ書いて、支出だけ書いて、足し算引き算ですから、ほんとはさささっとできますけど、慣れというか経験もありますよね。支出の方もね、教育費とか車が車検とか年間どれぐらいいるのかとか、どれぐらいで買い替えるのかとか。

ジャッキー:そうですね。買い替えサイクルね。

原:あと、住宅のメンテですよね。そういう費用もどれぐらいかかるのかとかですよね。というのも含めて、ある程度知識がいるんですけども。

ジャッキー:そうなんですよ。実際住宅ローンで返し方とかってのもあるから、別に決めた金額で返し続ける必要とかなくて、余力があるんだったら返済した方がよっぽど金利少なくなるし、その辺もライフプランをすると結構見えてくるんで、結構細かくやってればやってるほど見えてくるんで、最初ザックリでいいんですけどなんかこうしたいなってのがあればそれに向けてグーっとやっていけば、まあまあ面白いと思いますけどね。

原:そうですね。私もこういうのとっても楽しいんでね、逆にめんどくさって思う人もいると思うんですけど、さっきの地図の時も言いましたけど、やっぱり終わりを見ながらちゃんとその計画立てて思った方向に進むようにするってのは大事だと思いますね。

ジャッキー:そうですね。はい。

原:あと、一個だけ思ったのは、一番最初にこういう話をしだしたのはですね、25,6ぐらいの頃なんですよ。さっきのFPの試験の時でも作ってくださいって言ってて作ったんですけど、その試験の後面白そうやったんで、自分のライフプランを作ったんですよ。25ですよ。もうね、変数が多すぎて(笑)2580,90でどういうお金がいるのかとか全然イメージできなくて、変わりすぎて全く面白くなかったですね。

ジャッキー:そうですね(笑)家庭持って子供が生まれたぐらいが一番いいぐらいですよね。

原:ある程度先見え出した頃が楽しんで作れて、より現実的なのかなと思いますね。

ジャッキー:そうですね。そんなん多分ご夫婦でされると、家庭のことが共有できるので結構いいんですよね。

原:そうですよね。ぜひそういう夫婦円満の秘訣ではないですけど、喧嘩するかもしれませんけどね(笑)

ジャッキー:まあ一旦喧嘩してもいいんですけど、計画作る段階だから最終的に落としどころは絶対出てくるんで、一回その辺はすり合わせるつもりでやったら良いと思うんですよね。

原:こういう話を御存じなかった方もいるかもしれないんで、一度考えてみても面白いかと思います。

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