江戸町85番だより第13回(2017年12月放送分)
原:今日はですね、12月の税金で年末調整、ありますよね。
ジャッキー:ありますね。
原:それのお得な話なんですけど、3つありまして、一つは20までの子供の国民年金を払った場合に年末調整でかけると。
ジャッキー:結構抜けている人多いよね。
原:何回か前にお話ししたので詳しくは言わないんですけどこれはお父さんの税金を抑えることが出来ます。忘れないように。
ジャッキー:はい。
原:あと、子供さんが生まれたとき、12月31日までに生まれたら年末調整の用紙を出していても書き直せることが出来ます。
ジャッキー:なるほど、それはどういう点で税金がお得になるんですか?
原:扶養者が増えるので控除額が増えます。
で、同じように年配のお父さんお母さんに仕送り等負担している方は先ほどのように扶養家族として扱うことが出来るので扶養家族の欄に書くことが出来ます。
ジャッキー:はい、では今日もよろしくお願いします。
ジャッキー:おさらいからスタートしましたけど、どんな話から?
原:12月は税理士にとってちょっと変わる時期で、税制改正が出て毎年12月に出るんですけど次年度の案が出るんですね。
ジャッキー:それが税制改正大綱として出るんですね~。
原:大綱ってなんやねんって思ってましたよね。(笑)
ジャッキー:これで流れがおおよそ把握できて、実際決まるのはまだ先ですよね?
原:これから国会で審議して3月末には決まってますね。
ジャッキー:今年はどんな感じの予測が出ていますか?
原:一個気になるのがあってサラリーマンの方に関係があるところなんですけど給料というのは給与所得控除というのがあるんですけど、その金額は給料の多さで決まったりしてたんですけどそれがだんだんと下がってきてて控除額が減ってきているという点ですね。
ジャッキー:なるほど。
原:そこからさらに下がるんじゃないかなとされています。
ジャッキー:はいはい。
原:1000万の限度が900万ぐらいまで下がるんじゃないかといわれています。
ジャッキー:今現状は1000万超えている方の控除は220万円なんですよね?
原:さすがよく知ってらっしゃる。
ジャッキー:一応FPなので(笑)
原:そうですね(笑)
ジャッキー:この220万という金額、800万を超えたらいくらみたいなこともあるんですか?
原:まだ案の状態なのですが今までのことを考えると下がりますよね。
ジャッキー:その課税対象の給与が増えるという事は税金増えますやんかと。
原:つまり増税ですよね。
ジャッキー:ですよね。
原:所得税の基礎控除ていうのが増える話も出ているみたいです。
ジャッキー:いま38万のやつですね。
原:誰しもある控除なんですけどそれが10万から15万増えるといわれているので給与所得控除が減る分、基礎控除が増える分足して1000万ぐらいの人は増税、800万-900万ぐらいの人はちょっと増税、それ以下の人は基礎控除が増えるので減税になるという事です。
ジャッキー:高額所得という金額がだんだん低くなっていってるわけですね。
原:たしかにそうですね(笑)
ジャッキー:たくさんもらっている方は増税、それ以外の方は減税という事ですね。
原:消費税の考え方に近いですよね。負担が適正かどうかわからないんですけどどうしても低所得者、給料の低い方は買わないといけないものもらっているお給料の中で買い物する率、稼ぎの中で使っちゃう率が高いので負担額が大きいような気がします。
ジャッキー:なるほどね。全体の流れからすればやっぱり増税になるんだろうなという感じですね。
原:そうですね。
ジャッキー:まあ国の予算の関係もあるんでしょうけど税金が増える印象はありますよね。
原:取られるほうが多いという印象にはなりますよね。嫌ですけどしょうがないというところもありますね。
ジャッキー:はい。
原:ちゃんと使ってほしいですよね。
ジャッキー:そこはありますよね。公務員がどうのみたいないろんな問題が出てるといい加減にしろよーって思います。
原:払うけれどもちゃんとしてという事ですね。
ジャッキー:税制改正大綱ということなので一案という事なので実際は来年の春に。
原:この感じだと早かったら1月遅かったら3月ですかね。
ジャッキー:ということですかね、その時にまた詳しいことを教えていただけたら幸いです。
原:はい。
ジャッキー:では後半もよろしくお願いします。
原:お願いします。
ジャッキー:ということで知って得する情報なんですが。
原:えー私が日々ご相談に来られる方との話なんですけど、生命保険の話で。
ジャッキー:生命保険。
原:毛嫌いされる方もいると思うんですけど、実はですね相続税において生命保険はとても有効な保険の使い方なんですね。
ジャッキー:はい。
原:法廷相続人の人数×500万=非課税という事があります。
ジャッキー:例えば奥さんと子供二人がいて、三人いるのでトータル1500万は生命保険を財産と残しても非課税で受け取れるという制度ですね。
原:そうなんですよ。
ジャッキー:僕も保険関係の仕事に携わっているんですけど意外と知らない人多いですよね。
原:私は日々話しているとあたり前になってきてて(笑)よくないんですけど。
ジャッキー:相続の対策をするうえで一番最初にやるべきことは非課税で渡せる財産を用意しておくという事なんですけどそれを考えると保険というのはポジション高いと思うんですけどね。
原:簡単に入りやすいですし、とても有効活用できると思います。
ジャッキー:はい。
原:もうちょっとだけわかりやすく言うと1500万の現金が課税対象になるわけです。
1500万の保険は非課税対象なので税金はゼロです。
ジャッキー:はい。
原:現金なら課税対象、保険なら1500万まで非課税。
ジャッキー:凄いですよね、まったく税金かからずに渡せますからね。
原:そうなんです。知らなかったり保険が嫌いな方が多いんですよね。
ジャッキー:実際そのデータがあるんですよね?
原:もとはどこやったかな?(笑)
ジャッキー:国税庁の課税状況のデータですね。(笑)
原:そのデータから行くと大体相続の発生した方、1/4ぐらいの方しか保険を財産として挙げています。
数でいうと相続税の支払いの申告された方は10万人、生命保険を財産として申請した方は2.6万人ですね。
ジャッキー:25%ちょっと切ってるぐらいですかね。
原:残りの3/4の方は保険に入ってたらもっと節税できたのに。
ジャッキー:もしかしたらかからなかった人もいるかもしれませんね。
原:必要かどうかぎりぎりの方、かつ生命保険にはいってない方はとても効果があります。
簡単に1000万1,500万、簡単に相続財産から外れますからね。
ジャッキー:僕もちょこちょこ相談があって、見てみたら相続税かかりそうだったので生命保険に変えたら申告も必要じゃなくなったという方もいますね。
原:この話を聞いてほんまや、いいこと聞いたって帰られる方も多いです。
ジャッキー:ですよね(笑)
原:相続税の申告すらしなくてよくなるという事は僕からあまり言いたくないんですけど税理士の手数料も払わなくていいという事ですからね。(笑)
ジャッキー:仕事なくなりますやん。(笑)
原:それ以上に喜んで帰られるんで(笑)
ジャッキー:申告そのものが必要じゃなくなると面倒な手続きなくなりますもんね。
原:申告あるのとないのとじゃ全然違いますからね。
ジャッキー:やらないといけないのが分割や登記や名義変更とか残りますからね。
原:そういうのがあるので一回聞いてほしいですね。
ジャッキー:ということで今回のお得なお話でした。
原:ありがとうございました。